12/10(土)から12/23(金)まで、「冬のガラス展」を開催します。

 私はガラスが好きなのです。
好きというと何か違うような感じが…。

だって、ツルツルしてたりうねうねしてたり、とがっていたり光っていたり、見えないくらい透明だったり、はたまたくすんでいたり、
鉱物のようでいて、ひどく人工的だったり、ものすごく有機的でもあったりする。
いくつもの顔があって何だかよく分からない。

 陶器は土です。漆器は木です。鉄や銅は石(鉱物)です。じゃあガラスは?

 不思議な物体です。昔から私はガラスが気になって仕方ないのです。


 夏のガラスももちろんいいけれど、冬のガラスもまたいいものです。
そのキラキラや質感が、冬の温かい部屋や澄んだ寒空にまた小さな宝石みたいに灯ってくれるのです。


 というわけで、もう一度。

   「冬のガラス展」  12/10(土)~12/23(金) 

 今回は3人のとびきりの作家さんに集まってもらいました。
技法もテイストも様々の、とっておきの女性作家さん3人に。

 そのうちの一人。福島の宇根由未奈さんにお会いするために、先日常滑で行われた「クラトコ」に行ってきました。

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 もう日が傾き始めた公園。
小雨が降るもやのかかった夕方の空気はなんだかセンチメンタルな気分になります。

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     111106_1601~02
 (クラトコとってもステキそうなイベントでした。終わるぎりぎりに駆け込んだので、他の作品はほとんど見ることができなかったのが残念。)




 宇根由未奈さんは、福岡出身。
ガラス作家として作品を作るうちに、ガラスを溶かして作るガラスアートではなく、素材を一から作ることがしたいと、織物を志して福島県昭和村に勉強にやってきました。

 昭和村は、織姫の里なんてよばれていて、からむし織が盛んなところです。
からむし織というのは、カラムシという植物の繊維を作って織る織物で、越後上布、八重山上布などなどもこの植物を使っておられた織りのことです。
詳しくはHPを見ていただきたいのですが、とにかくこのカラムシの糸、繊細でありながら強くて、そして草木で色に染められたそれはとっても洗練を感じるのです。

     111106_1552~01

   昭和村 からむし織HP



 由未奈さんは、このカラムシ織と、もともとやっていたガラスを組み合わせた作品なども作っています。

 こちらはカラムシの糸をつかったネックレス。
カラムシを育てて、糸を紡ぎ、草木で染め、パーツのガラスも由未奈さんによるものです。

     写真+1

 着けるとこんな感じ。

     写真+5



 そしてこちらは、命の影を閉じ込めたガラス。

     写真+3


 草花をハラリとおいて、その上からガラスで閉じ込めます。すると、高温で草花は一瞬で灰になってしまうのだけれど、その気配のようなものだけがその中に残っているのです。
たくさんの気泡。
草花の気配。

 
 山間の村で畑をして、糸を紡いで、織物をおって、ガラスを作る。

 そんな彼女の作品に会いに、どうぞいらしてください。





 
 
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