「・・・ぼんやりとした狼狽のようなものが、かわるがわるきれいな桔梗色のそらにうちあげられるのでした・・・」
                    (「銀河鉄道の夜」宮沢賢治)



マツザカヤストアの裏の花屋さんで、ふと桔梗の苗をみつけたので、お庭に植えてみました。
桔梗の根は確か薬効があったはず。棘薬草園の仲間入りです。

     
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桔梗の青は清々しい青です。
ほんのり紫でありながら、お坊さんの袈裟のようなどっしりねっとりした感じはなく、そしてその清々しさを強調するようなスッスッと走ったライン。

秋の青です。

棘の庭は秋に移り変わっていっています。
小さな花がひっそりと咲くことができるくらいに日差しは和らいできていて。

  
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外に出て、
空気を胸一杯に含んでみたくなる。
風にカラダを包まれてみたくなる。

空も、
緑も、
身の回りの何もかもが気持ち良くて美しい。




ただいまえみおわすの服展が開催されています。


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藍、墨、アカメガシワ、カイガラムシ、そして木綿本来の色…

ラックに並んでいる色を眺めていて、
またはお客さんが手に取ったり観に纏ったりしているのを眺めていて、
しみじみ
なんて綺麗なんだろう…って。
自然の色。


えみおわすの服と秋の始まりの感じは何か通じるところがありそうです。

ヒトの手の生み出した物ではない、何色とも言えないような深い深い色。
そして、身にどこまでもなじむ気持ち良さがありつつも、
だらりとしない。

そう、だらりとしない。
背筋がピット伸びて、人をその服にふさわしいように引き上げさせてくれるような、そんなお洋服。
清廉といった言葉がふさわしい秋の初めの感じです。


私は今年は、
藍の立ち襟シャツをいただくことにしました。
こんな色を身につけられることの贅沢さにうっとり。

さらに、昨日行ったstudio マノマノさんでのボタン展で、吟味に吟味を重ねて選び出し陶器のボタン。これを襟もとにつけてみようかな、と、ウキウキ思案中。


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お庭の紫式部がさらに色づいてきて、
何となく調べていたら、
学名のCallicarpa japonicaはギリシャ語で「日本の美しい実」の意味。とあり、なんだか嬉しい。

葉っぱには止血収斂効果があるらしいし、
この紫の実をつけた果実酒は赤褐色のおいしいお酒になるんだって。

もう少し色づいたら作ってみよう。
といっても、味見ができないのが私の最大の弱み。
味見してくれる人は大歓迎です。


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移り変わっていくお庭を観察し、
美しい服にそでを通し、
そしてすこしお裁縫。
秋の食べ物に思いをはせて、

それだけで幸せ。




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