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 バーンロムサイ展、大成功に終わりました。

 みなさまどうもありがとうございました。


 デザインと質の良いものたちのお買い物を楽しんだり、その奥にあるタイのHIVの現状に思いをはせていただいたり…。

 バーンロムサイはその入り口であるプロダクツの良さがまずあって、そしてチャリティのあり方、孤児院のあり方、そして、タイ社会、日本社会、世界を覆っている経済やそれに伴う人間のストレスのゆがみなんかにまで通じてくる、
ミクロからマクロまで見通せる、そんなプロジェクトじゃないかなって思うのです。


 前にもちらりと書きましたが、以前私が顔を出した六本木のイベントでは、ちょうど映画「闇の子供たち」が封切られていたころだったということで、監督の阪本順治氏のトークイベントなんかも行われていました。
私はトークイベントは参加できなかったのですが、タイでの臓器売買や、幼児売春なんかのことをそこで初めて知って、原作本を読みました。
この本、作者はあの「血と骨」の梁石日さんということもあり、かなり衝撃的で、今でも迂闊にはページをめくれないなという思いです。
レヴューを見ていても、血と骨同様、賛否両論。
生理的に受け付けられないという人も多いようでした(その気持ち分かります)。

     
     闇の子~1


闇の世界のことは、衝撃が強く、本当に何とかしなくちゃいけない大変なことなんだけど、でも今目の前に見えてる世界とあまりに繋がらないので、本当なんだろうかと信じなかったり拒否したりする人がいるのもよく分かるし、実際私も目で見たわけでないので分からない。

森達也さんが、ドキュメンタリーの難しさについて、撮る人間の主観を省くことは厳密には不可能と言っているけれど、
何かを伝えるときに、主観が必ず混じるために本当の意味での真実とは言えないし、
だとしたらそれは作者の表現ということになるのだけれど、
表現は感情を伴うので、受け取る側の何かを必ず揺さぶる。
それが人を救うこともあれば、傷つけることもある。

限りなくドキュメンタリーであったとしても。

だから、表現した先に起こるであろう受け取った人の混乱は、もう覚悟の上で、やっていくしかないんだろうなと思います。
そうじゃなきゃ何も表現なんてできないし、表現なくして人は社会で生きられないと思うので。

それはこんな闇の世界の衝撃的な内容だけでなく、日常的にある小さなことでもすべて。


梁石日さんという人は、きっと全て引き受ける覚悟を持ったうえで、こんなテーマを発表しているのだろうと思うのです。
そしてそれは素晴らしい勇気だと思います。


社会問題を扱う人は、複雑な立場にいる人を傷つけてしまう可能性があるということ、
そして、目をそむけたい人は、事実と異なる小さな部分を突いてきっと批判してくるだろうこと、
おまえはそんなに偉い人間なのか、正しく生きているのかとそういうことを言ってくる人もいるだろう…。
そんなことすべて想定したうえで、
でも、仕方ないんだではなくて、解決への一歩を踏み出さなくちゃいけないという、使命感なんだと思うのです。


そういえば、バーンロムサイ展の会期中、私は不思議な夢をみました。
子供の私はお友達と土手を自転車走らせていて、土手の坂をうまく下りられず、ブルーシートのかかっている穴に落ちてしまった。
そうしたら、その穴はセシウムの穴だ!ということで、私たちがおちたことで煙がもくもくと出てきて大変だ大変だと大騒ぎになる。
(セシウムがこんな炭鉱みたいなことなんだと夢の中で驚いていのですが。)
そして、それが世界が変わるすべての始まりだった、みたいな内容でした。

朝、こんな夢を見たんだよ、と春ちゃんに話していて、
春ちゃんと「まるで山崎豊子さんの小説みたいだね」って。
そして、山崎豊子さんが今現役だったなら、この原発のことをどう思ってどんな小説を書くんだろうね。と。

キヨシローさんが生きてたら。と、今たくさんの人が口にしています。

そして、山崎豊子さんがまだ書いていたなら(案外今もバリバリ実は書いておられるかもしれませんが…)。



その勇気に改めて敬意を払って、
それをうけて私たちもどう生きていくのか、ちゃんと考えていかないと。
と思うのです。


暑くて脳みそがとろけそうな夜、
そんなことを悶々と考えたりしていました。




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