「では二日からお願いします」

と、きれいなきれいななタイミングでそういわれたのでびっくりしてしまいました。

最初、お庭をいじることになったとき、ちょうどユカリ展の間にお庭がさみしいことになるのを危惧していたのですが、ふたを開けたら、かえってその方がよかったのです。
大きな窓の外に本来存在を放っているはずの植物がすっかりいなくなっていることで、
棘の中に作られたユカリさんの森がかえって独自のリズムを刻んでいて…。

そして、ユカリ展と一周年が終わった翌日から綺麗に始まりました。



前回、土を高く積み上げて、その周囲に溝を掘り、パイプを渡して水が集まるところに筒を入れたところまで。
半月置いて様子を見ていました。

掘った溝の部分には、ほとんどたいてい濁った水がたまっていました。
酒井さんがいうには、微生物が良好にいる土壌の場合、この滲みだしてくる水は透明をしているはず、なんだそうです。
これが濁っているということは、濾過するいろいろがなく、土壌が流出している状態。
じつは、日本中のお庭はもちろん、山など環境全体でこの現象が起きているのだそうです。
土が死んでしまっていて、微生物がなく、土壌が川にどんどん流れこんでしまっている。


棘のお庭の治療方法としては、雨水が停滞しないように高低差をつけて水を一か所に集める。
そして、土から水が抜けることで空気が入り、微生物を活性化させる。
というもの。
高低差をつけるだけでも徐々にでもそれはできていくのだけれど、
ここのお庭は隣のアパートで水がせき止められていて、抜けるのにとっても時間がかかるので、
少し人工的に手助けをしてあげてそのサイクルを早めてあげる。

そのために、水をためた場所にポンプをいれて、定期的にそれを抜いてあげる。
コックで排水と蛇口とに切り替えられるようにしてくれて、必要ない時には排水で流す。
散水がしたい時には、蛇口の方からその水をとれるようにする。
(蛇口のとりつけはまた次回。)

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ということで、
お庭の水撒きは、水道の水ではなくて、もともとここにあった水を循環させて使うという!
うれしい!


パイプを埋めた溝に、枯れ枝や炭で水はけよくカバーした後、踏み固められないように枕木を上に乗せてくれました。

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そして、高低差をつけたお庭の方には、一度どかした樹木達をレイアウトし直して戻してあげて、
そして、全体に燻炭と落ち葉でグランドカバー。

前にも書きましたが、落ち葉というのはとっても良い働きをしてくれるもので、
落ち葉自体についている土着菌が、落ち葉を発酵分解させ、土の栄養を増してくれるし、
雨が土に流れ込みすぎず、適度に湿らせてくれる調整の役割もある。

このお庭で言ったなら、奥の楓の下はたくさん落ち葉がおちるので、そこの土だけは他と比べようのないほどいい土になっていたそうです。
今回の配置換えで、小さな楓は手前に移動したので、落ち葉が以前よりまんべんなく散ることになってよいのでは。
そして、名大のキャンバスには秋にたくさん落ち葉がおちるはずなので、時期になったら頼んでもらってこようかなと思っています。


新しい棘のお庭。
レイアウトのテーマは 「里山」

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一寸の乱れもないように人工的に作りこまれ、隙間なく花が咲き乱れるような庭は、「作品」ではあっても、そこに対峙するにはかなりのエネルギーが必要になってきます。
そうでなくて、あるがままの風景、小さくひっそりと見つける素朴なお花、
そして野草、薬草、

そんな景色にしていきたいなと思っています。

(早速先日マクロヴィレッジでもらってきた、ヨモギやハナダイコン、ムスカリなんかを植えました。
 クロモジなんかも植えたいなぁ。)


一通りの治療を終え、新しく根を張ろうとしている余裕のあるお庭。
このお庭をいい気持ちでぼんやりと眺めていたら、
キレイな鳥がやってきて、赤い実をつっついていました。

お庭にもうお客さんが。

これからここの場所で、自然の循環が始まるのでしょう。


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鳥やチョウチョや、蜂も来るかな。

そして種を落として、何か知らない芽が出るのかな。

楽しみです。



そうそう、お庭が新しくなったところで、今週の日曜日は
ハチミツソムリエのワークショップです。

お庭に新しく気が流れ、そして、
生き物たちが訪れはじめる春の日曜日。
いろんな蜂蜜で花の生み出した蜜の味を知ってみたり、
蜂のお話しを聞いたり、

余談ですが、先日桂織さんがお料理教室の時に、「子供の頃の夢は養蜂家だった」なんて言っていました。
養蜂家は、あっちこっちの巣箱を開けてハチミツを集めながら旅をするんですって。
今回講師をしてくれる、岐阜ラティルスのヒロコさんは、岐阜にある渡辺養蜂場の娘さんです。
なんだか気になる養蜂家というものについてもいろんな話を聞いてみたい。

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いいタイミング!

ハチミツソムリエワークショップはまだまだ空きがございます。

ぜひぜひご予約くださいね。



ハチミツソムリエ 
4/8(日) ←ハチの日(勝手に)


時間:  14:30~ 1時間程度
代金:  1500円+ドリンクオーダー(お好きなお飲物をー200円で頼んでいただけます。) 
    (ハチミツ味比べ用の焼き菓子と、最後に蜂蜜を使ったマクロスイーツつきです。)
講師:  岐阜ラティルス ヒロコさん

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前回の紹介記事  棘ブログ 蜂蜜ソムリエ










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