この言葉。辞書を引くと

茶道で、主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い、茶室の品々や雰囲気を清浄な状態に保つこと。
千利休の茶道の精神・境地を表した語。
▽「和」「敬」はともに主客の心得を、「清」「寂」は茶庭・茶室・茶器などに関する心得をいう。

とあります。


 私の名前は「美輪」と書き、和という字は使いません。
よくある美和ではなく、あえて輪という字を使ったのだから、きっと父が和よりも輪をつけたかったのでしょう。と、思いたい心もあいまって、和という字を軽んじてしまう傾向にある私。

 でも、和って、やっぱり素晴らしい字ですね。

 さらに「和」を調べると


1 争いごとがなく穏やかにまとまる。

2 やわらいださま。ゆったりとして角立たない。

3 性質の違うものがいっしょにとけ合う。

4 声や調子を一つに合わせる。

5 二つ以上の数を合わせたもの。

6 日本。日本語。

7 大和(やまと)国。


とあります。
海外に行くと思うのですが、日本って、やっぱりこの和の国だなぁと。
穏やかで優しくあろうとする、そういった意味でのヒトの中での感度の高い人たちばかりの…。


なんて、前置きがすっかり長くなりました。
この「和敬清寂」は、この度お茶会を開いてくれた桂子さんにとっての大切な言葉なのだそうです。

お茶とは何かといったなら、きっとこういうことなのでしょうね。

主人が客のことを思い浮かべながら、床の間を飾る。玄関を清める。畳を清める。
そして、器を選び、茶道具を選び、お茶、お菓子を用意する。
炉を使う時には灰の準備からなにからなにから・・・

この見えないたくさんの準備そのものが、おもてなしの全て。

お茶会の準備というものを初めてお手伝いしている時から、なんだか涙が出そうでした。
「おもてなし」って、心を打ちますね。
   
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小さな六畳間にお客様をお迎えしたらギュウギュウに。
でも、茶室というものは大抵が小さくて、身を寄せ合い、譲り合い、お茶を共にいただくものなのだそうです。

床の間に飾られたのは
ウグイスと梅
そしてお雛様

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炉に端にパラリと置かれた香木。
その香入れと香木を順に拝見します。

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それから今回の、桂子さん手作りのお菓子。


主菓子は、ウグイス餅。
干菓子は、山芋の梅酢で色づけたもの、グレープフルーツの皮、そして春一番の蕗。これらを甘く煮たものです。

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お茶のいただき方、お茶会とはどういうものであるのか、そしてどんな気持ちで臨んだらいいのか、
など、桂子さんのお話を交えながら、順にお茶がたてられていきます。

柔らかく柔らかく言葉を紡ぎながら、
さらさらと流れるようなその手つき、

茶筅がシャッシャと音をたてると、深い深いお茶の香りがいっぱいに広がります。

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用意してくれていたお抹茶は、私が以前京都に行った時に、普段お世話になっているお礼にと桂子さんにお土産でお渡しした一保堂のお抹茶でした。

それを使ってくれるというのは、店主の私への「敬」なのでしょう。とってもうれしかった。


参加したのは母も入れて10人。
本当にいろいろな方たちで、いろいろな想いを持って集まってくださいました。
和やかにお茶を一緒に楽しんで、心がとってもほぐれて、
そして、お話をするとその想いがポロリとあふれたり。

お茶の持つ力。
そして、おもてなしの力。
よい会にしようと思って集ってくださった方々の心の力ですね。

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棘茶会が無事終わり、
最後に桂子さんが私に改めてお茶をたててくれました。

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普段気軽に食事したり遊んだり、
そんな気楽なお友達同士なのにね。
今日は着物で向かい合い、
私に向けてお茶をたててくれるその時間を、動きを、静かに味わい、
そして丁寧にお礼を伝えあう。

人と人が向かい合う時、
いつでも美しい何かがあるはずなのですね。

それを改めて浮かび上がれせてくれる。
茶道とは、桂子さんのいうように、
「素晴らしい日本文化の一つ」だと心からそう思いました。


私自身がもう少しお茶を習ってみたいので、桂子さんのお教室を企画したいと思っています。
もし参加してみたい方、ご希望のお日にちなど教えていただければそれも踏まえつつ計画を練ろうと思います。

どうぞお楽しみに。









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