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 「みなさんお一人お一人、天皇陛下をお迎えするつもりでお料理しました。」

ゆっくりと告げられたこの言葉が、本当に心の髄に響いたのです。


二日目に訪れたのは、沖縄のユタさんの御自宅。
沖縄のユタとは、先祖供養、死者儀礼、家庭内の祭祀、その他占いなどをする沖縄の巫女のこと。だそうです。

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玄関で出迎えてくれたその時から、もうそのオーラに圧倒されてしまいました。
この人の手が作り出すお料理をいただけるんだ・・・。
そして、冒頭のこの言葉。

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お料理って本当に作る人そのものが差し出されるんだな。と、改めて思いました。



この渡具知綾子さん。琉球の和ハーブを使ったお料理を出す「名護曲」という食堂をされている、
薬草使いの達人でもあるのです。

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ゴーヤチャンプルーは、実演を見せてくださいました。
湯気がもうもうと立つそのゴーヤチャンプルーのおいしかったこと!
ゴーヤは瑞々しく、卵もなにもかもが喜んで飛び跳ねているような、力の溢れる味です。

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他にもおいしいものが次から次へ。
モーイ豆腐、シンヂー、ハンダマとへちま炒め、薬草入りしゅうまい…などなど…などなど

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食べるとどんどんと体がポカポカしてきました。
不思議なくらいにポカポカと。
それは「蛇のせいでしょう」と。
そう。これ!
沖縄で何というのだったか忘れましたが、ウミヘビのスープです。
おそるおそるでいただきましたが、濃厚なのに癖がなくて、意外とすごくおいしかった。
これがすごく強壮作用があるんでしょうねぇ。

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料理は心
心は沖縄(母の文化)
自然万物共存共栄
沖縄の食文化
食のバランスは命の源


北は父、南は母、だから沖縄は母。
北と南、天と地。
すべてのものはバランス。

と語る綾子さん。

すべてのものはバランス。


本当にそう思います。

人と人とのバランス。
自分と他とのバランス。
利己と奉仕のバランス。
活動と休養とのバランス。
食べるもののそれぞれのバランス。
色のバランス。音のバランス。


そのバランスは人それぞれ、そして、その時その時で違っていて、
だからつまりは、すべてがバランスの中で決定され、調整されればそれがすべてなのでしょう。

午前中に行われた、和ハーブ協会の代表の古谷さんの講義でも話されていたこと。
食事・身体活動・休養のバランス。
そして、交感神経と副交感神経のバランス。

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棘で言ったなら、
普段負担の多い食事に対する、たまのリセットのための玄米菜食のバランス。
そして、街の中での緑。
仕事に明け暮れる日常の中でのぼんやりした時間というバランス。
それから棘で行われるイベントは、そういった正統的なベクトルに対するアートというバランス。
(アートは限りなく個人的なもので、それはいい悪いを抜きにした、個の中に沸き上がるものの解放。という意味で、アートに触れることは生きていくうえで必ず必要なものだと私は思っているのです。)


すべてのバランスが揺らぎながら、美しく呼吸するような、そんな場所でありたいな。


この度ハーブとは別に度々登場した「バランス」というキーワードも、とっても大切な収穫でした。

そして、もう、私も本当に天皇陛下をお迎えするつもりで、心をこめてお料理していこうと思います。

(平日を予約制にしているのはちょこっとそんな意味も込めているです。あてどなく仕込みをするのではなく、
予約してくれた方の感じを思い浮かべながらその方に向けて作る。そういうコミュニケーションの時間が欲しいなと思ったものですから。なので、予約しないといけないというのは面倒かもしれませんが、どうぞそんなやりとりを楽しんでくださればと思います。)


琉球和ハーブについては書こうと思うととてつもなく長くなりますので、周辺のみのレポートで。
あとはお店でゆっくり聞いてくださいね。

沖縄から持ち帰ったものこんなにたくさん!(後これ以外にもお茶をいろいろ)

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今週末のランチは、琉球和ハーブを使ったメニューをお出しするつもりですので、どうぞお楽しみに!
私も楽しみ。




<おまけ>

朝は少しだけ早起きをして、ひとりでゆっくりお散歩。
少しの時間だけれどのんびりのんびり。
心も体もほぐれました。

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沖縄長生薬草さんを後にして、
次に向かったのは旧具志頭村。今は八重瀬町。
沖縄の南です。
ここのやんばるの森を案内していただきました。
案内してくださったのは樹木医で森林セラピーガイドでもある樋口さん。

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(フフフ、いい写真でしょ。)




一つ一つ植物の名前を教えていただきながら進んでいくうちに、目に入る植物がきれいに分類分けされて見えるようになってくる。
最初はただ、珍しい植物が重なり合っているようにしか見えなかったのが、
それがただの景色でなくなってくる。
名前を知るって大きなことですね。
人だって、最初は人がたくさんとしか思えなくっても、それぞれの名前を知り、それぞれのことを知っていくと、そのただの人のかたまりが全然違って見えるのと同じで。


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大きなシダやクワズイモの間を進んでいくと。気分はすっかりアリエッティ。

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植物にとっても興味のある方たちと一緒だから、植物のことを知りながら森を進むだけでみんな興奮状態。みんなの楽しい楽しいが伝わりあうし、さらに私の楽しいも受け止めてもらえるし。共有できるって素晴らしいなって改めてその事に感動していました。

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森を抜けると海です。(この感じ、前に住んでた逗子の山の上のおうちから海に抜けるあの感じととてもよく似ている。)

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沖縄特有の石灰の変わった岩がごつごつとある海岸。
そのくぼんでいるところにはアオサノリがいっぱいくっついていました。
触ってみると綿菓子みたいにフワッフワ。

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水たまりには小さな青い魚やら、ニモみたいなシマシマの魚やら。






「では私は15分ほど準備してきますので」といって突然去っていった樋口さん。
一体何の準備をしているのかと思ったら…。



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キレイ・・・






南部では見られない北部の山の植物を広げて、それぞれ解説してくださいました。

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そしておみやげにと、頂いたのは「シロダモ」の新芽。
金色の産毛の生えた柔らかなその手触りは、スベスベとして。
いつまでも触っていたくなるような、宝物にしたくなるような、そんな美しいものでした。


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そんな盛りだくさんの琉球和ハーブ塾。

まだまだ次回に続きます・・・。
















 




 
 週末はランチをお休みいたしまして、ご迷惑をおかけしました。

 でもでも、行ってきました!沖縄!  そして、めいっぱいお勉強してきました!

 なんていうのか、楽しかったとか、勉強になったとか、そんな簡単な言葉では言えないです。
土日なんて、普通ならばあきらめていただろうけれど、無理を押してでも行かなきゃと思ったその衝動。
それは未来につながる予感を受け取っていたからだって、
帰ってきて今強く強く思うのです。

 沖縄の空気、力強い植物。
そして、出会ったたくさんの人たち。
和ハーブ協会の方々、参加された皆さん、講師の皆さん、
全てがかけがいのない宝物のような出会いで、
この沖縄は必然だったなぁ・・・と、まだ頭がくらくら。

 そんな一泊二日でした。





 朝、那覇空港に集合をして、最初に向かったのは
沖縄長生薬草さん。
こちらでまずは琉球ハーブのビュッフェランチをいただきます。

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食事の後は、建物の外にある薬草園へ。

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ここだけでも十分想像以上の充実ぶりだというのに、ここ以外に60か所以上の畑があるんだとか…。





案内してくださった新垣さん。
まるで白雪姫の小人さんみたいな愛らしい風貌に愛らしい話し方。
一気にファンになってしまいました。

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朝からしとしとと降り続いていた雨が、私たちがガーデンに出たとたんにパッと晴れ、光が差し込み、
しっとりとした空気をふくんで雨に洗い流された植物が喜んで息をし始めたような。

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ガーデンにあるたくさんの本州では見かけない薬草たちを香りを確かめながら解説。メモメモ。






この沖縄長生薬草さん。
60か所以上の畑で栽培されたたくさんの薬草を使ってたくさんの商品が作られています。
こちらの下地社長は、沖縄の離島の出身。医療機関も満足にない環境で、薬草を身近にとりいれ助けてもらっていたんだとか。
企業理念に掲げられている「薬草を源に、人類の健康の為に、技術と真心で奉仕する。」
人類のためにというその想いがきっとこれだけの業績を残していったんでしょうね。
事業をやる上での志がどこにあるのか。それがその先全てを導いていく。そんな灌漑にもふけりつつ・・・。



 

このウコンをマイクのように持ってしゃべっているお茶目な方が下地社長。
沖縄皇金という新しい品種を作りだし、このウコンはなんとスペースシャトルに乗って宇宙にもいったらしい。
(ちなみにこの宇宙へ持っていったウコン、。帰ってきたら紛失していたのだそうです。
なぜ消えたのか?NASAにも分からないこのミステリー。きっと火星人が持っていったんじゃないかというお話し。)

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長くなりそうなのでこの辺で。
その2へ続く。