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 何も変わらないように見えるけれど、

 確かに春の準備が始まっています。






 白い花が咲き、赤い実をつけ、そして弾けてピンクの殻がぶら下がっていたマユミの木。
もうサンドベージュのカラカラが、弾けに弾けてお花みたい。

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 そぞろ芽吹いているスズランに交じって違う葉っぱはきっと、
クロッカス。
もうすぐ。

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枯れちゃったな…と窓越しに、切なく眺めていたのです。
今日もまた。
ぼんやり、枯れちゃったなぁ…と・・・
と、芽が出てる。
クレマチス。

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寒い風がビュービューと、吹いているんですよ。
瑞々しい実を二つつけているのはクランベリー。

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椿のこの硬いつぼみ。これからこぼれ出す華やかなものへの予感、期待、緊張感。
待ってる。

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小さな小さなふわふわはラムズイヤー、生まれたての子ヒツジのお耳。

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和の繁みに落ちていたのはサファイヤ…?かしら。ね。

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 棘にひっそり住みついている唐傘お化け。
みんな冬眠しているこの時期に、たくさん赤い実をつけて着飾ったりして、
存在感。

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 藪柑子俳句集を読みながら、何句か詠んでみている母。
(後でノートを読んで見たならば…。まぁ、藪柑子さんはやっぱりステキですよ。)

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 お客さんにいただいた多肉が、半年かけて白いお花をたくさんたくさんつけました。

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 お庭の草と、そっとそっと活けてみる。

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 季節はどんどん移り変わり、そして植物の様子は毎年変わる。
 
 ちゃんと目を凝らしていなくちゃと思うのです。


 小さなお庭。
 そこに生きる者達に寄り添って。

 春はもうすぐそこ。






 
 

 
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今度の3/3(土)・4(日)は、店主不在のため通常のランチはお休みします。
なにか特別メニューをご用意するかもしれませんが、また決まりましたら早めにお知らせします。
(もう早めでもないのですが…)

先日のオーガニック映画祭も不在にしましたのに、また来週もということで、申し訳ありません。
本当に、土日に不在にしてランチをお休みするということは避けなければと思っているのですが、
今回どうしてもで。

というのは、
沖縄に和ハーブの勉強に行ってきます。

和ハーブって知っていますか?

日本古来のハーブ、つまり薬草。
ハーブというのは薬効を持つ植物のことなので、つまり薬草なのです。
日本古来のものには、ドクダミ、ヨモギ、などなどなどなど。
それも立派なハーブで、それらのことを和ハーブと呼ぶのだそうです。

最近、和ハーブ協会の理事長さんとお知り合いになりました。
先日東京でいろいろとお話しをお伺いしたり、もうすぐできる予定の和ハーブカフェを見せてもらったりしました。
そしてその後名古屋の棘にも来てくださいました。

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私が長野で数十種類ものハーブに触れ合っている時から常々思っていたこと。
いわゆるハーブと呼ばれる例えばラベンダーやローズマリーやレモングラスやそんなものたちは、
原産国とあまりに環境が違いすぎると育ちません。(植物なのですから当たり前ですが)。
弱っていくハーブに想いを寄せつつ、でも無肥料で育てていたため、対処するにしても日が当たりすぎるなら日よけをしてあげる、とか、自家製の堆肥を埋めてあげる、とか、虫がついたならば手で虫をとってあげたりする、くらい。
それでもどんどん弱っていってしまう子もあって、なかなか植物と向き合うのは切ないことも多いです。
(でも、思いがけない生命力を見せてくれる時もあったりして、喜びとせつなさは五分と五分なのですが。)

そんなハーブたちを尻目に、勝手に生えている雑草の強いこと強いこと。
やっぱりその土地に昔から自然に繁殖している植物というのは、しっかりと適応していて生命力が強い。
お野菜にしてもそうですが、生命力が強いものの薬効というか力はやっぱり強い気がします。

日本人には日本の和ハーブじゃないかな。


これからそんな和ハーブのことをもっと知りたいなってそう思っていました。

そんな折に知り合った和ハーブ協会の古谷理事。
私がうっすら思っていたそんなことをまさに実践されていて、
鎌倉、北海道、伊吹、沖縄などで和ハーブの勉強会を開かれているほか、
和ハーブ検定、
またカフェを使って和ハーブの講座なども行っています。

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     和ハーブ協会HP  

ぜひ棘とコラボでいろいろやっていきましょう!なんて意気投合。
私もいろいろ教えてもらいつつ、和ハーブ協会のお手伝いもできればなと思っています。
棘を使って講座なんかもいいですね、と言ってもらっているので、
みなさまこちらもお楽しみに。

そんな和ハーブ塾の直近の講座が今週末の琉球和ハーブ塾。
ぜひご一緒にと誘っていただきました。

案内や、沖縄の和ハーブをみていると…
私が数年前に離島ナースとして3か月働いていた喜界島(奄美大島のほど近くの、自転車でも一周できるくらいの小さな島です)。
喜界島へは出稼ぎと、離島ナースをやってみたかったのと、それから奄美は薬草の宝庫と聞いて、そんなものも勉強できればと思って意気揚々と出向いたわけです。
が、島でたった一つの病院は信じられないほど忙しかったので、全然薬草のことなんかに目を向けられる心の余裕がなく・・・

そんな喜界島で目にしていた植物がいくつも紹介されている!
今、ここでつながるのかぁとうれしいうれしい。

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そんなこんなで、
みなさまにはご迷惑をおかけしますが、
しっかりと勉強して帰ってきて、
今年の棘はさらにハーブ。特に和ハーブのことを充実させていきたいと思っているので、
よろしくお願いします。


先日ランチのお茶でお出ししたカキドオシ茶。
お庭でとれた、まさに和ハーブです。
どこにでもあって、香りはよくて、そして薬効が強い。
これは和ハーブ協会のロゴにもなっているそうです。

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そんなものなどをこれからもご紹介していけたなら。












「夕焼けこやけの 赤とんぼ 負われてみたは いつの日か

山の畑の 桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか

十五でねえやは 嫁に行き お里の便りも 絶え果てた・・・」


先日。ある場所で、ご老人のみなさまとオカリナの演奏に合わせてこの歌を歌いました。

「夕焼けこやけの 赤とんぼ 追われてみたは いつの日か」
たったこれだけの歌詞。
情景をつぶやく、その行間に載った想いを垣間見る。

美しい歌だなぁ。とぼんやり。



俳人 小沢藪柑子さんの初めての句集がフランス堂という出版社から出されました。

そして、その記念すべき句集を、「棘に」と贈ってくださいました。

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モノクロに薄紙をまいた装丁はまさに表紙にふさわしく、なんのイメージも固定しない。
そして、そこになんの飾り毛もない文字で書かれた「商船旗」というタイトル。
急に思い浮ぶのは、光る海にパタパタと音をたててなびくにぎやかな旗。

余白の多い白い紙とインクの黒だけなのだけれど、
そのなかに賑やかな色のいろいろ、想いのいろいろが詰まっている。
身に寄り添った植物や自然現象の、その時々の様々。
そして、30年という時間のライフステージの様々を切り取った短い言葉。

俳句の潔さは、心を絡め取られたある瞬間を、本当にその「瞬間」を体感できる文学で、
それは瞬間であるからして何の説明も、後付けの感慨もなく、
ただ目の前のものに心が動いたことだけが綴られているのでしょう。

その瞬間だけを文字に載せる俳句というもの、
上述した赤とんぼと同様、この句集の装丁同様、最低限の事実から受け取り手が豊かなものを拡げていく。
受け取り手が拡げるからこそ、それは無限に広く深く拡がっていくことができる。

そう思うと究極の手法だなぁ…なんて。


今まで恥ずかしながら俳句というもの、句集というものを味わってみたことがなかったので、
それは本当に驚く出来事でした。


句集「商船旗」におさめられた句の中で、
 
   竜胆をきつく束ねて濃紫

という句は、棘で読まれ、棘にささげられた句だそうです。
竜胆(リンドウ)の濃い紫から、同時にこの建物の濃い茶も思い浮かび、
ここの空気をキリリと引き締める緊張感や澄んだ空気、そんなものが感じられ、
とっても感謝です。

他に、私の気に入った句をいくつか


  春雨が窓を濡らしてゆく早さ

  会議から会議へ移り日脚伸ぶ

  すこしづつ話し大げさスキー宿

  十薬の十の形のただ白し
                などなど


でも、気に入った句、ということではなく、
この句集全体を味わうのが。
一句一句味わっては顔をあげ、そしてまた違う日にパラりと味わうとか。

小沢藪柑子さんの句集「商船旗」
棘のライブラリーに並べておきます。
よかったらこの世界を覗いてみてください。
そしてお手元に欲しい方はご相談くださいね。
そして、棘のお庭を眺めながら詠んで見るのも楽しいかもしれません。



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ご本人も、フラリフラリと風や木々と語らっているような、とってもとってもステキな方です。


藪柑子さんのブログ  やぶろぐ


藪柑子 ってどんな植物だろうって思っていたら、十両の別名でした。
花言葉は「明日の幸福」ですって。
ひっそりとひっそりとある「明日の幸福」。

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 こんばんは 

ずいぶん暖かくなってきましたね。
春の雨というのはとっても好きです。
心がしいんと落ち着いて、傘をさして外に出たなら、自分の足で、一歩一歩進む足取りが軽くてウキウキ。
何だか自分がいいものになったようなそんな気分になります。


1月2月とお休みをしていましたが、月の庭の岡田桂織さんのお料理教室を3月から再開いたします。
日程が決まりましたのでお知らせしますね。

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待っていた方もたくさんいらっしゃると思います。
お問い合わせも何件かいただきました。

どうぞそんな方々、お日にちが合いますように。

  3月22日(木)
 4月19日(木)


 いずれも10:00から14:00頃まで
 代金 4200円
 持ち物 エプロン 手拭き 筆記用具 あまったものを持ち帰るタッパーなど

*一回ごとのお申し込みが可能です。




月の庭って何?桂織さんって誰?という方、ぜひぜひ棘の以前の記事など参考に、桂織さんのことを知ってくださいね。
そしてぜひぜひこのお料理教室にご参加いただくことをお勧めします。

食べることに向き合い続けた桂織さんの生み出すお料理は、あくまで日常の中にあり、簡単で、おいしくて、楽しくて、そしてそして、大切なことをしっかりと含んでいる。
そして、その覚悟を持った女性の大きな柔らかさやらその言葉やらをぜひ受け取りに来てくださいね。

彼女と同じ時代にいられることや、お料理というものを通じて何かを受け取れる場所にいることに、私はとっても感謝してやまないのです。

   
   以前の棘でのお料理教室の記事  静かな革命家


ご予約は棘まで
052(753)4967
yakusoulabotoge@live.jp


 昨日19日(日)、ウィル愛知で「名古屋国際オーガニック映画祭」が行われました。

     image.jpg     裏


僭越ながら棘もお声をかけていただきまして、そのなかでの目玉企画(!と勝手に思っている)
オーガニックの料理人が集まって一つのお弁当を作るという、その名も
「オーガニック祭菜弁当」に参加させていただきました。

このお弁当、それぞれが1・2品ずつ作って一つのお弁当にするというコラボ弁当です。
11月ごろから打ち合わせを重ねに重ね、とうとうこの日を迎えました。

何しろ予定数200。から増えに増えて最終的には260個。
さっぱり見当もつかない数字です。

そんなわけで参加者の中では一番の若輩者の私は、とっても緊張していたわけですが、
他の皆さんからのテキパキとと綿密なやりとりのおかげで、細かな流れや動き方も見えてきて、
当日のスムーズなことといったら!感動的でした。

今回コラボしたみなさん。

金山にある「玄米食の店 のら」さん。

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玄米おにぎり(高菜漬け)と、切干大根の煮物

岐阜の鵜沼にある「空歩21」さん。

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酵素玄米おにぎりと、サトイモとの豆乳クリーム、もちきびのせ

そしてチーム「ごましほみかん」は、
 ごま=「鎌倉不識庵」 和西小牧さん
 しほ=北区黒川 「みどりの屋根INUUNIC」(甚目寺朝市主催) しほちゃん
 みかん=旅料理人・「未完カレー」(necco市 甚目寺朝市主催) ミカンちゃん

大根天ぷらと、ニンジンの酒塩炒め

そして我らが棘チームは、養生園の頃のお友達で、春から長野の茅野でお弁当とケータリングの仕事を始める予定の
「健康弁当 おいしい家」のノリちゃんがお手伝いに来てくれて、二人でがんばりました。
というか、ノリちゃん!あなたがいなければ私はもう、早々にくじけて、急な腹痛かなんかで休むところでしたよ(笑)。
ノリちゃんの力を借りて作ったのは、いろいろ野菜のハーブマリネと、ニンジンと豆乳の2色ゼリー

          

前日、ランチを終えてからウィル愛知に入り、届いているお野菜の仕込みを開始。
あっという間に時間がどんどんと経ち、ろくに進んでいないのにもう閉館時間の21時。

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それから棘に戻って仕込みの続き。

朝、早くに起きてお野菜をどんどんと蒸していきます。
お野菜料理は絶対に美味しい。でもそれは何故かと言ったら新鮮で作りたてだからこそ。
だから、棘の普段のお料理も、なるべくできたてを出したいなと思っています。
250人分ものお料理、前倒しに少しづつやっておけば楽なのかもしれないけれど、それはやっぱりできなくて、
当日の朝にがんばりました。
 
そしてその大量のお野菜たちを持って、いざウィル愛知へ。
ここからはひたすらお弁当箱に詰めていく作業。
実に3時間半ひたすらひたすら。
ボランティアのたくさんの方が一生懸命にやってくれて、じゃなかったらできなかった。

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本当に、「人という字は…」なんて、武田鉄也の言葉が何度も頭に浮かんでは消え浮かんでは消え。
感謝です。


怒涛の作業が終わって、猛烈に片づけをして、

一息ついた頃、試食会場の様子をみておいで!と声をかけてもらいました。
一切調理室から出ていなかったので、来場数が500人を超えてる!なんて沸き立っていても全然実感がない感じです。

いそいそと調理室から出ると…いきなり棘のお客さんにバッタリ。

そして、フェアトレードコーヒーの会場に行くと、ここでもお客さん。
彼女たちは先日この映画祭のことをご案内して、その場で前売りを買ってくださった方でした。

こちらが試食会場。と、有機農家さんたちのブースが並んでいます。
ちょうど映画の間の時間だったようで、たくさんの人でにぎわっていました。

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試食会場では、棘のお野菜を普段届けてもらっている「農園手と手」の中村夫妻にも。
なんでも急に依頼されて、新規就農者のパネリストとして、ステージに出ることになったんだとか。   

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そしてそして、養生園のワークショップに来てくれていたお客さんにもばったり。
いろんな方に会えてうれしいな。

こちらが一口試食のコーナー。
試食コーナーもやるなんて聞いた時は、てっきりお野菜を切って出すくらいかと思っていたら、
試食の域を超えた魅力的なお料理たち。
おいしいおいしい。いいイベントですね。

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調理室に戻ったらみんなお弁当タイムでした。
がんばったお弁当がこちら。

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コラボのみんなそれぞれの持ち味を生かされ、一つのお弁当としてもバラエティに富んだとってもいいお弁当になったなぁと感慨もひとしおです。
みなさんのお料理はどれも本当に本当においしくて、
もう私ももっとがんばろうと、素直に頭が下がる思いでした。

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片付けは結局17時近くまでかかったので、映画は一本もみられず。(涙)
みなさんの反応をみると、どれもとってもいい映画だったとか。
またチャンスを見つけてぜひぜひみたいものです。


そんな訳で、初めての大きなお仕事で、
とってもとっても勉強になりました。
想像以上にたくさんの方が来場されたようで、この地方の食に対する関心の深さを思って、とってもうれしくなります。

以前に見た「フードインク」という映画のエンディングで流れていた言葉。


~だれもが自分は力もないただの消費者だって思っているかもしれないけれど、消費者の選択こそが企業を動かす…。
 企業が道徳心に目覚めることはない、オーガニックが増えてくるとしたら、それは儲かるからだ。 
 「私たちには世の中を変えるチャンスが一日に3回ある。朝食と昼食と夕食だ。」
                            とかなんとか。

  「you can change the world with every bite. 」



毎日毎日が勉強です。




 本日19日(日)は、
ウィル愛知で行われる「名古屋国際オーガニック映画祭」の
オーガニック祭菜弁当に参加するため、

ランチはお休みいたします。

なお、カフェとしての営業は通常通り11:00~18:00までやっておりますので、
どうぞゆっくりお茶をしにはいらしてください。

新しくゴボウと胡桃のケーキもご用意してお待ちしています。


ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。




(ただいまお弁当の仕込み中。ふ~)



ランチのお品書きをはさむものをデビューさせました。

手作りで非常に手がかかるため、今のところ一つだけ。
お見せして、読んでもらったらすぐに下げるという…(笑)。
暇を見つけてこつこつあと4つ作っていこうと思っています。

そのなかに、棘のこだわりをちょこっと書いてみました。 

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棘のお料理ってどんなお料理なんだろう。
なんでオーガニックの玄米菜食を出しているのだろう。

それを、ちょっと知ってもらったならば、もっと伝わるものがあるかな、なんて思って。
ランチの時にはほとんどキッチンに籠りっぱなしで、なかなかゆっくりお客さんとお話しすることもできないもので…。

その文章をここでもご紹介。



棘のこだわり

棘のお料理は、できる限り近郊でとれた無農薬・有機のものを使った
玄米とお野菜のみのお料理です。
(おだしや調味料も、動物性は使っていません。)

肉や魚がいけないということではなく、ここではね、
お野菜だけのお料理を食べてみてください。
そのお野菜たちの持つ個性。色、形、食感、味…
そのさまざまな深い世界に目をとめてみてください。

動物性の入らないお料理は、身体にす~っとなじんで、体のあちこちが弾けるような
清々しい力がわいてきます。

食事とは、命をいただき命をつなぐこと。

生産という目的のために徹底的にコントロールされた畑で育ったお野菜は、
既に生き抜く力を持った命とはいえないかもしれません。

身土不二 一物全体

元気な野菜をいただいて元気な命を。
この古いおうちの光や木の中で
大好きな人と語らい笑いあいながら

棘主



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お野菜を届けていただいている先の一つ、やさい安心クラブさん。
もともと名大生のベンチャーで、
主に自家農場と常滑の有機農家さんのお野菜を集めて移動販売をしている会社です。

オープン前に、取引をお願いしたいとご連絡をして、初めてお会いしてお話しを聞いた時、
その溌剌とみなぎるエネルギーにこちらまで熱くなりました。

~(前略)今全国で農家さんは250万人くらいなんですけど、半分以上が65歳以上。
だから10年後には100万人くらいに減ってしまうだろうって言われているんです。
 僕たちは、その後継者不足問題に、学生を巻き込んでいきたいなって思ってるんです。
 人文(学部)とか社会(学部)の子たちって、すごく真剣に飢餓とか格差とか、フェアトレードとかについて考えてるんですよ。彼らを巻き込んで、農地はいっぱい余ってるんだから、一度農業やってみろと。
そうしたら見えてくることもいっぱいあるし、安心なもの作ってくれたら俺らがきっちり流通に乗せてやると。
 今の農家さんが250万人だとして、学生なんて本当何100万人もいますからね。
 そうしたら結構いいんじゃないかって思ってるんです。(後略)~

 とっても面白い話。

 無農薬、有機をひろげていくのに、今の農家さんが変わっていくことも素敵だけれど、農に携わっている人の絶対数が少ないのだからこれをどう広げていくのか。

 はじめて社会を覆っている問題を意識し始め、純粋に何とかしなければと思う10代の学生。
これから自分がどう生きて社会とかかわっていくかを決める時期の彼らにアプローチする。
彼らに農に実際に関わってもらったら、確実に未来が変わっていく。

 今いる有機農家さんのためや、安心して暮らしたいと思っている消費者のためだけじゃなく、
「未来」に目を向けている。食育なんかで小さい子供に農にふれあってもらうなんてのはあるけれど、大学生というこれまた大切な年代に、経済的な側面も抑えつつ働きかけていく。学生ベンチャーならではの新しくて面白い発想だと思いました。


 自家農場と、近隣の農家さんとで作られた野菜を、移動販売を中心に対面で届けることを大切にしていると。
なので、棘に届けてくれるお野菜も、あらかじめ注文したものを届けてもらうのではなく、
その日にとれたものをごっそり車に乗せて持って来てくれて、
それを実際に見ながら選んで買っています。

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 毎週土曜日の午後2時

棘の店先でおいしくて安全なお野菜を広げてくれて、一般のお客さんも同様に買っていただけます。

みなさまぜひぜひ。
お野菜だけでも買いに立ち寄ってくださいね。

形は不格好なものも多いけれど、どれも勢いがあって味が濃い。
そして、スーパーのオーガニックのものと比べて安い。

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ぜひぜひぜひ。


春になったら、常滑の農家さんのところにも実際に行ってみたいな。
そして、これから野菜だけじゃなく、彼らのそんな「未来」に根差した取り組みに一緒にかかわっていけたらと、楽しみに思っています。


 やさい安心クラブHP











 「心を届けに」とタイトルのつけられたCDを大切に抱えて、彼女は初めて棘の玄関をくぐりました。

 昨年まで穂高養生園で働いていた、岸すみこさんです。

 あの場所で長く働いていた彼女は、間違いなくあの場所を構成する要素の一つでした。

 お野菜の甘みをじっくり引き出すそのお料理、そして、音楽。

 穂高の森で暮らしながら受け取った言葉にならない様々を、彼女は音にしてピアノを鳴らします。
それはとっても澄んで、まっすぐで、力強い。

 いうまでもなく、長野の光は名古屋とは全然違うものです。
ただただべったりじっとりと暑い名古屋の夏に比べて、長野の日差しのまぶしいこと。
そして、木陰に入るとひんやりと息がつけます。
その光や空気のどこまでも通り抜けていく感じが、彼女の奏でるピアノの音から存分に伝わってきます。

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(うちの家族が養生園にが泊まりに来てくれた時、お願いしてピアノを弾いてもらったときの懐かしい写真。本当に気持ちのいい朝でした。)


 私より年上の彼女ですが、本当に本当に少女のような人で、
まっすぐで一生懸命。
そのひたむきさも同時に伝わる・・・音ってもうその人そのものが出ますね。


 養生園を中心に演奏会を開いていた彼女ですが、そのスタイルは本当に特別なものです。

 例えばある会では、
集まった方々に何か最近のことや、今心に浮かんだこと、などを一言づつ話してもらう。
そうして、その中から彼女が心にとまったどれかを選んで、
そして、
そして、
ゆっくりと目を閉じた後、即興でピアノを鳴らし始めます。

 それは話してくれたそのエピソードに対する彼女の答え。いや、応え。かな。

 音で返してもらった参加者は、またその音を聞いて感じたことを口にする。

 もうそれは、本当の意味での音でのコミュニケーションそのものなのです。

 キャンドルだけがともる部屋で、目を閉じて、またあるいはごろりと横になって、
音の世界に身をゆだねる。そんな特別な演奏会を何度も重ねてきました。


 そんな彼女が、昨年念願のピアノアルバムを制作しました。

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(ジャケットの写真は彼女が撮ったもの。表は養生園ハーブガーデンのドッグローズ、裏は原生林の木漏れ日。)



 想いをこめて作った曲、または即興演奏をそのまま収録した曲、
そのどれもが穂高のきらめきや、彼女の澄んだ想いが溢れています。



 
 棘に遊びに来てくれた日。
実は私は前日に雪道で軽い事故をしてしまい、ちょっと心が落ち着かない状態。
朝、オープン前、なんとかお料理に気持ちを向けなくちゃ、と思っている時、彼女がピアノを弾いてくれました。

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 力強くて美しい音色は、私の緊張をすっかりほどいてくれました。
音楽って・・・スゴイ。

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 そのまま彼女はお知り合いと棘で待ち合わせをして、ランチをしていってくれたのですが、他のお客さんに彼女をご紹介したら、ぜひピアノを弾いて欲しいということになり、彼女も快く受けてくれ、突然のミニミニ演奏会。

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 誰もいない空間とはまた別の、受け取り手がたくさんいる中での演奏は、空気に、じゃなく、人に響いていくような、そんな響き方をしていました。


 今は大阪に住む彼女のいいタイミングで、ぜひ棘でもそんな特別な演奏会ができたらなと思っています。

 彼女のCD「心を届けに」は、棘で販売しています。
視聴もしていただけますので、ぜひぜひお声をかけてくださいね。



 昨年秋の養生園で行われたチャリティ演奏会















 
 いやいや、テレビを観たという方からたくさんメッセージなどいただきました。
ありがとうございます。

 私はまだ番組を観ることができていないので、果たしてどんなふうに映っているのやらなんですが、
お問い合わせいただいたりお食事しに来ていただいた方々が、とっても期待に胸膨らませていらっしゃることを思うと、よい感じで映してくださっていたのでしょう。感謝です。
早くどんな感じか観たいものです。


 今日は立春ですね。

 私は最近本当に春が待ち遠しい。
冬も長くなってくると、「この世界には植物が溢れていて、右を見ても左を見てもその息吹にとり囲まれてもう幸せ!」という、他の季節があったことなど忘れてしまいそうになるのですが、

 冬至から確実に日は長くなり、地面は確実に温められ始めていて、春の準備は進んでいるのだということにここ数日ハッと気がついて、うれしいうれしい。

 ここのお庭も2年目になる今年は、ハーブを使った講座などいろんなことをしていきたいなと思っています。


 さてさて。

 立春も迎え、ここから棘で行われるイベントは小さな春を感じるようなものばかりです。
街中であったとしても、そっと耳を済ませ、目をこらし、その息吹を大切にすくいあげるような、そんな時間を皆さんと共有できたらと思っています。


 2月はこちら。



 棘茶会

 1月のケルティックハープの演奏会で素晴らしいお料理を担当してくれた、今村桂子さんによるお茶の会です。

茶道に日常的に縁がある方はそうは多くはないと思います。
だから何となく手が伸びない、というかたも。

そんな方はぜひこの会にご参加してみていただいたらいいと思います。
この世にお茶という世界があることを知ってみると、本当にこの世界や時間の見え方が変わり、
おおげさじゃなくうっとりと幸せに生きていく一つの手段を知ることになると思うのです。

なんて、私は全然茶道には詳しくないです。
ただ桂子さんのお茶会に一度出ただけです。
そのたった一度のお茶会が、今も今も毎日の瞬間にとっても影響を及ぼしていると思います。

畳敷きの和室でもない、丸太をそのままでんと利用した森の中のカフェで行われたそれは、決めごとだらけなんて先入観の入りこむすきはどこにもなくて、お茶の真髄だけがまっすぐに伝わるようなものでした。

窓からのまばゆい光に
まっすぐに湯気が立ち上り
窓の外にはハラリハラリと落ち葉が舞い降りていて
茶筅のシャシャという音や、柄杓で湯を注ぐチョボチョボという音

この場所は確かに世俗のいつもの場所であったはずなのに、
お茶を頂くという時間のためだけに用意された時間と空間は、
全く生活のどこからも切り離されて美しく中に浮いているような、
うっとりとこの世の美しさを感じるような時間でした。

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     * 写真:穂高養生園キトヒトカフェでのお茶会の様子



場所があって、
お茶をふるまうという純粋な時間がある。
  

いろいろな場所で行われるそれは、その場所その場所、そしてその人たちに中にいつでもあるはずの美しいものを浮かび上がらせて、皆で共有するような、そんな会なのだと思います。


棘で初めて行われる今度の茶会は一体どんな時間になるのか。
お時間のある方はぜひご一緒に体験しましょう。

桂子さんの言葉でのご案内を載せておきますね。
桂子さんのブログではフランスでの茶会の様子なども書いてくださっていますので、ぜひぜひそちらも読んでみてください。

 
  棘茶会

茶の湯はおもてなしの心や気くばりを大切にした素晴らしい日本文化のひとつです。

お茶やお菓子のいただき方、簡単な茶文化のお話も交えながら、初めての方、初心者の方も楽しんでいただけるお茶会にしたいと思います。

茶道と聞くと敷居が高いとなかなか手を出せないでいる方も、日頃のちょっとした作法のもとを見つけていただけるかもしれません。お抹茶と手作りの身体に優しい和菓子をお出しします。
日常とはちょっと違う空気の中で、すっとした気持ちいい時間を過ごしてみてください。

 
 
   日時:2月28日 火曜日 19時~21時

   参加費:2200円(お抹茶・お菓子付)
   
   持ち物:ある方はお懐紙(ない方はこちらで用意します)
        きれいな靴下か足袋
     (できれば白がいいですが、なければ何でもいいです。お座敷にあがる時にお使いください。)

    ☆服装は何でもいいですが、ゆとりのあるパンツやスカートの方が足が楽です。
     お着物での参加も大歓迎です。

   定員:10名(5名に満たない場合は日時を延期させていただく場合もございます)
   
   
    ☆要予約:棘または桂子さんまでお願いします。


   

  表千家講師 今村桂子

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愛知県生まれ。
学生時代からフランスと食に興味をもち、フランス留学により日本の素晴らしさも再確認。
茶道を心のよりどころに、日仏の昔ながらの良さを食にも暮らしにもいかしていきたいと思う日々。
いくつかの飲食店の経験後、「ティス茶房」を名古屋で友人と営む。
その後長野のオーベルジュ、名古屋の和食店、安曇野のホリスティックリトリートの宿の料理担当、箱根の料理旅館の板前などと料理を続けつつ、自然の恵みをありがたくいただける、身体にも優しいおもてなしをしたいと料理も場所も模索中。

桂子さんブログ 和敬清寂 http://tijs777.blog.fc2.com/











こんにちは 

寒いですね。

まさかまさかの吹雪になっていてびっくりしました。
(天気予報というものを見ないので、いつでもまさかまさかといっているのです。)

本日 2/2(木) 19:00から、CBCテレビで放映される「特捜 板東リサーチ」という番組に、棘が出ます。
どんなふうに映るのでしょうねぇ。

まあ、あの番組を見たことある方はお分かりでしょうが、かなり楽しい感じだと思います。(恥ずかしい)
でも、私はテレビを持っていないことと、名古屋を長く離れていたのでこの番組をちゃんと見たことがないのですが、楽しい中にもしっかりいぶし銀のいいお店を紹介したりもしているいい番組だという評判を聞きました。

番組のディレクターさんがとっても丁寧でステキな方だったので、きっといい番組なのでしょう。

楽しみです。


放映ではお店の名前と電話番号は伏せてもらうことにしました。

あまり一気にお客さんに来ていただいても、小さなお店で一人一人に丁寧に対応することをモットーにしているので、それができなくなるのは怖いので。

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    ( オデムカエ )

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    ( センジツノランチノイチブ )


とはいえ、どんな反響があるか分かりません。なにしろすごい視聴率らしいですので。

もしかしたら、いらしたお客様にはお待たせしたりご迷惑をおかけすることがあるかもしれません。

広く知っていただけることはうれしいですが、棘はこれからも、一つ一つの出会いを大切に。
ここで過ごす方が呼吸の一回一回味わうように過ごしていただけるような、そんなお店でありたいと思っていますので、

どうぞよろしくお願いします。

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     ( モチノハナ )


もしよかったらテレビ見てみて、板東さんたちのつっつきにアタフタしている私たち親子を笑ってやってくださいませ。




  
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