温かな想いとワクワクを持ち寄ったなら、そこには天使が宿る。

 そんな気がしました。

 
 1/21(土)やなぎのなみだによるケルティックハープの演奏会と、今村桂子さんのお料理会、「新春を祝う宴」が行われました。

 本当に様々なつながりの方たち、やなぎのなみださんのお友達、桂子さんのお友達、私のお友達、そして常連のお客さんや、棘での催しに関わってくださってる方たち、初めて来てくださった方・・・
きれいにいろいろいろいろ。

 そのいろいろなみなさんで、新春を祝う宴をかこんで、そして、みなさんで音に耳を澄ませたのです。

 私と桂子さんとやなぎのなみださんの小さなワクワクで始まったそれは、集まったみなさんのワクワクでさらに大きな波を起こして、そして、天使が宿ったのだと思います。

 まずは桂子さんのお料理。
お品書きを読んだだけでヨダレがじゅるり。
お野菜はほとんどがおうちで育てたお野菜。
そしてお魚は直前に見て選んだもの。
(普段の棘は動物はお出ししていませんが、和食の世界に通じ、美味しいお魚とその扱い方を心得ている桂子さんですので、特別に動物も)
なのでメニューも直前まで確定していないのでした。

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 そして、私はお酒は全然わからないので棘では普段お酒は全く扱っていないのですが、
お酒の美味しさをよく知っている桂子さんのプロデュースですので、この日はお酒も登場しました。

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 桂子さんのお料理は、毎回口にするごとに「あぁ~、違うなぁ」と、その深さにため息ついてしまうのです。

 とってもシンプルだけど、少し小ワザが効いていて、それが尖りすぎたり主張しすぎずあくまでそっと。
まさに上等の茶道具に見られるような、「ちょっと可愛らしい遊びを盛り込んだ」みたいな心くすぐる感じなのです。
  
 お料理ってその人そのものが出ますね。本当に。気をつけなくっちゃ。







 もうこのお料理だけで皆さん満足の満足の大満足なのがひしひしと伝わってきたわけですが、このあとはケルティックハープの演奏。

 着物に袴をしめ、おもむろにライトの下に現れた澤田さんは、まるでまるで、本当に熱田神宮の森の中からやってきたかのような、神性を感じさせました。

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 生で伝わるハープの音は、ちょっと耳を澄ます、くらいで聴く感じです。(決して小さくて聴きづらいということではなく、ハープの音色の特性上です。)

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 耳をすませて音を聴く。というのは、ライヴ!というのではあまりないんじゃないかと思うのです。
たいてい、しっかり聴こえるように音響は調整してあって、右をむいていても左をむいていてもぐんぐん音が入ってくるというのが常だからです。

 でも、耳を澄ませるというのは、聴く側にどう向かい合うのかを要求されるという感じがあって、いってみれば
音を奏でる側、そして聴く側、双方が同じだけの努力を持ってその演奏会が成り立つというのか。
努力というのがあまりいい言葉でないなら、一緒に音を見守るというのがよいでしょうか。

 そんな風に進んでいった演奏会は、一曲一曲重ねるごとに、会場全体が温かい何かでひとつになっていく感じがして、これは決して錯覚ではないと思います。

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 お伝えしていたように、この日の演奏は、この日のために熱田神宮の特に清水社からインスピレーションを受けて作ってくださった曲を演奏してくださいました。
曲目の一つ。「椿姫」

 演奏会の数日前に熱田神宮を参拝した私。
あいにくもう椿の花は落ちていませんでしたが、
清水社は美しい清水が湧き出ており、この日はイチョウがハラハラと散らばっていました。
その光景を目に浮かべながら・・・

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 そして、詩吟をやっていらっしゃるご主人のコボさんの歌声も。
澤田さんの世界にこれほどあった歌声があるのかと。
ある人の世界を表現するのに、一番近くにいる人が一番ふさわしかったというのは本当に驚くことで、パートナーってそういうことなんだなぁ・・・と、すごく感心してしまったり。

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 やなぎのなみだの澤田さんは、数年間は演奏活動を控えていて、内側にこもっていたといいます。そしてこの演奏会の前くらいから少しづつ外に向かって開いていくのを感じ始めていて、そのタイミングでの棘での演奏会でした。
 
 やみくもにただただ呼ばれれば演奏する。のではなく、「自分の内側と対話し、外に向けて音が出てきた時に初めて演奏会というものを行う。」という、真摯にご自分とご自分の音に向き合っておられる彼女の奏でる音は、聴く者の心の一番神聖なところに真っすぐに届く音でした。

 演奏会に参加してくださった方何人もが、感想として「お人柄が表れる演奏でした」とおっしゃっていました。

 本当に私もそう思います。


 新年はじめの棘のイベント。

 すばらしいものになりました。



 
 桂子さん、やなぎのなみださん、お手伝いしてくれたノリちゃん。
来てくださった皆様。
本当にありがとうございました。



今村桂子さんブログ 「和敬静寂」 http://tijs777.blog.fc2.com/

やなぎのなみだHP   http://homepage3.nifty.com/muscat/saille/index.htm 



 

 
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 棘のHPがようやく完成しました。

 何度も微調整を重ねた力作です。

 イベント情報や、お店のこだわりなど、きっと今までよりもわかりやすくなるかと思います。

 どうぞブログ同様可愛がってやってくださいませ。

 http://www.yakusoulabo-toge.com/




 先日、お誕生日に「うっとりする音楽」をいただきました。

一枚は「いろのみ」。益子のstarnetで演奏会をしていた彼らの、starnetのためのCDだそうです。

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starnetは私の憧れのお店。
数年前、starnetを訪ねるためだけに益子を訪れたこともあります。

益子にはstarnetがあるねって全国から人が訪ねてきて、そして益子ってステキだねって町のイメージが変わっていく。

棘を作る時、棘もそんなふうに、名古屋には棘があるねってなるようなお店になりたいなって、思っていました。
そして今も思っています。

そんなstarnetの音楽を思いがけずプレゼントされて、そっと、お店でかけてみました。

音のかけらが朝の光と交り合って、キラキラ、ハラハラ、こぼれるような音楽でした。
急に目に映るものがみんな美しく見えたのは気のせいじゃなく。
音楽ってすごいですね。




     

金柑ジャムを作りながら、
瓶を煮沸するその金のふたがキラキラと、沸騰したお湯がボコボコと。

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ジャムの黄金に透ける輝きや気泡の煌めきや。

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光を浴びる花びらや。

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お部屋にさしこむ光も。

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みんなみんな美しい。



日々の泡。



音と光と。

物言わぬ生き物たち。




 新しい年の営業が始まりました。

朝、古いお札を抱えて近くの伊勝神社へ行き、今年の祈願。
よいお天気で気持ちがいい。
きっと新しい年もよい年になるでしょう。

     神社


スタートはリコットのベビーマッサージから。
プクプクほっぺの赤ちゃんとママがやってきて、今年も元気にスタートです。

ベビーマッサージでお出しするお茶は、何にしようかなって考えた結果、

お祝いの梅こぶ茶ならぬハーブバージョンで
レモンバーベナと小さなジャスミンの花で。(全然違うという声はおいといて・・・)
新年だからと金柑ジャムをたっぷり入れたパウンドを焼いたのですが、
失敗して中が生焼け。トホホ。
きちんと焼けていた端っこだけをお出ししました。

     お茶


午後からは、今度のケルティックハープの演奏会でお料理を出してくださる桂子さんが、
一緒にtijs茶房をやっていたクミコさんご一家と来てくださいました。

私が12日お誕生日だったということで、ウクレレ弾きのご主人ポポロンさんが何曲かお祝いに演奏してくださいました。

     ポポロンさん110720_1237~02


カワイイ歌ばっかり。
すごく楽しかった。

居合わせたチビちゃんも大喜びでいっぱい拍手してました。

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ポポロンさん、みなさん、ありがとうございました。


思えば最終日もやなぎのなみだの澤田さんのハープの試し弾きの音で棘の2011年は締めくくられ、
そして幕開けもまた、音楽で始まったのです。

さてさて
幸先がいいじゃないですか。



そうそう、21日のケルティックハープ演奏会は、
お食事の方は定員につきご予約を打ち切らせていただきます。
演奏会のみでしたらまだ余裕がございますので、ぜひぜひ遊びにいらしてください。



 「お楽しみに」なんて期待をあおったまま、早数日が過ぎてしまいました。
無精者でゴメンナサイ。

でも、期待していただいただけのことはあるお知らせです。

1/21(土)のケルティックハープ演奏会(詳しくは前回の記事をご覧ください)
この時に、「新春を祝う宴」という名前の特別なお料理をご用意させていただくことが確定しました。

お料理してくださるのは今村桂子さん。
養生園で一緒に働いたお友達で、
棘の建物で以前「tijs茶房」というお店を開かれていた、この場所の生みの親のような方。
私の最も憧れる年上の女性の一人で、常日頃からとってもとってもお世話になっている方です。

なんて書くと、一体どんな切れ者の女性が…とイメージされるかもしれませんが、
その素敵さは一見では分かりません。(分かりませんなんて言いきるのもどうかと思いますが・・・)
少年のような軽やかな風貌に穏やかで丁寧な口調。
ですが、茶道とお料理に真の意味で精通している彼女からは、本物を知っている一流の深さが垣間見えるのです。
男社会を渡り歩いてきたとはまるで思えない柔らかなその空気も、本当にうっとりしてしまう。

そしてそのお料理は、まさに上に書いた彼女そのものが表れている。
シンプルだけどプロの小技が効いていて、しみじみ沁み渡るおいしさ。
もう大ファンなのですよ。

こんな方が社会に普通にまぎれているのだから、
この世って、出会いって、面白いなって思うのです。
生きていると楽しいことがいろいろありますね。



さてさて、そんな桂子さんが棘のためにお料理を出してくれます。
届いたタイトルは「新春を祝う宴」

あくまでケルティックハープを楽しむためのお料理。
ということで、お料理を食べ、演奏を聞き、そして完成するという感じの内容になっているようです。

棘のイベントはいつもいつもオススメオススメと言っていて、本当にどれがオススメなんだと言われてしまいそうですが、
これも本当におオススメなのですよ。

ライヴは都合がつかない方、お料理だけでもお受けしております。(お料理のみは1700円、お酒のご用意もございます)
ご予約枠は埋まりつつありますので、ご興味のある方はぜひぜひ早めにお申し込みくださいませ。
あちこち飛び回っている彼女なので、名古屋にいてくれるこのタイミングにぜひ。

桂子さんの言葉でのお知らせをご紹介しておきます。


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2012年、新しい年のスタート。
昨年とはまったく違う自分の環境を改めておもしろいなあと思いつつ、
まったく違う1年がどう実っていくのかを自分でも楽しみたい気持ちです。

昨年の暮れに決めたイベントがひとつ。
早速のお知らせです。

場所:薬草labo.棘 
    名古屋市昭和区神村町2-59  052-753-4967

日時:2012年1月21日(土) 18:00から

この日は19時半からケルティックハープとうたのユニット「やなぎのなみだ」さんの
演奏会があります。


木に反響するあたたかなハープの音色が棘の空間にとてもきれいに響きます。
ケルトの楽器でありながら、オリジナルの和の表現をされる澤田さんの素敵な演奏の前に
ささやかな食事をださせていただきます。
演奏会にコラボできるような和洋折衷のお料理を予定しています。
「新春を祝うささやかな宴」という感じで豪華なお料理ではないですが、みんなで食事を囲んで
新年会の気分で楽しめたらと思います。

参加費:食事  1700円(お料理に合わせてお酒も別料金で多少ご用意します)
     演奏会 1300円(予約の方は1ドリンク付)

それぞれの参加も可能です。いずれも予約制になりますので、参加ご希望の方は私か棘さんまで
ご連絡をお願いします。

みなさんとまったりとした時間を過ごせたら嬉しいです。


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今村桂子

愛知県出まれ。
学生時代からフランスと食に興味をもち、フランス留学により日本の素晴らしさも再確認。
茶道を心のよりどころに、日仏の昔ながらの良さを食にも暮らしにもいかしていきたいと思う日々。
いくつかの飲食店の経験後、「ティス茶房」を名古屋で友人と営む。
その後長野のオーベルジュ、名古屋の和食店、安曇野のホリスティックリトリートの宿の料理担当、箱根の料理旅館の板前などと料理を続けつつ、自然の恵みをありがたくいただける、身体にも優しいおもてなしをしたいと料理も場所も模索中。

桂子さんブログ 和敬清寂 : 
http://tijs777.blog.fc2.com/


棘は13日から新年スタートいたします。

今、その準備中。いろんな意味で。


新しい年は、いいえ、これからの日々は、
ひとつひとつをゆっくり沁みこませて、味わいつくして生きていきたいですね。
食べるもの、眼に映るもの、時間、人と交わす言葉や、、、、
今はその準備中です。

昨年の終わり、ケルティックハープという楽器と、それを奏でる澤田さんという女性に出会いました。
ケルティックハープ、美しい楽器です。楽器というのはどれも美しいのですが、
この楽器は本当に、ため息ついてしまいそうな、いかにも特別な世界を作り上げてくれそうな、そんな形をしています。
すべすべした曲線、なでてみたくなる。

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以前ジャンべというアフリカのタイコが「女性」なんだと教えてもらったことがあります。だから伝統的にはジャンべという楽器は男性が鳴らすものだとか。
同じように、ケルティックハープにもしも性別があったならば、これは間違いなく女性ですね。
その美しい曲線もですが、どっしりしていて、高い儚げな音でありながら、どこか神聖なものにつながるような強さもあったりして。

ケルティックハープは、北部ヨーロッパのケルト民族の音楽で使われる楽器で、日本ではこれを奏でられる方はそんなに多くありません。
澤田さんは、このケルトの美しい民謡を奏でたりもするのですが、もっと。
この楽器を使って全くオリジナルな世界を作り上げているのです。
その音はどことなく日本的で、むしろ澤田さんそのもの。

まさに、「ゆっくりゆっくり沁みこんで味わいつくす」
そんな音です。

長くケルティックハープの演奏を続けてこられた澤田さん。
最近は詩吟をたしなむパートナーにその世界を歌という形で助けてもらうという、新しい表現をひろげています。
そのユニットが「やなぎのなみだ」
ハープの響きと体の底から届く歌という響き。

熱田神宮のすぐ目の前で暮らしていらっしゃるお二人。
熱田の杜への畏敬の念を今回のテーマとしてくださいました。
熱田の杜の中でも、その境内の奥の奥、湧水のあふれる清水社という場所があります。
静かに清らかな水のあふれるその場所はそれを守るようにしてたくさんの椿の木があり、
麗しい椿の花がたくさんたくさんその小道や湧水の小川を彩っているのです。
椿の瑞々しい花の色や、湧水の揺れるひかりが葉を影と揺らしてゆらゆらゆらゆら。
街の中にいることを忘れてしまう、特別な空気の流れる私も大好きな場所です。
そんな清水社の水や椿をイメージした音楽を、
新しい年の始まりの棘で奏でてくれるそうです。

     椿
(そういえば、年末に降った雪の中、棘のお庭の椿もとってもきれいでした。)



祈りにも似たそんな音楽とそんな時間をどうぞぜひ味わいにいらしてください。

     ハープ



 1/21(土) やなぎのなみだ 演奏会

 食事つき  18:00から  3000円
 ライヴのみ 19:30から  1300円(ご予約の方は1ドリンク)


さらにさらに、このスペシャルな演奏会には、それに匹敵するスペシャルなお料理をご用意しています。
本当にスペシャルなんですよ。
このお知らせはまた明日。
お楽しみに~。
 
  やなぎのなみだHP  http://homepage3.nifty.com/muscat/saille/index.htm




 オープンから9カ月を無我夢中で駆け抜け、無事新しい年を迎えることができました。

新しく生まれた棘という場所に心を向けてくださった皆さま
本当にありがとうございます。

何が何やらわからないまま、とにかくイメージされる「お店」という体裁を整えスタートしたばかりのこの場所。
「もっとこう!」という理想はいっぱいいっぱいあるのですが、とにかく自分のできることしかできないと言い聞かせ
一歩一歩でやってきました。

本当にいろんないろんな方がこの場所のために力を尽くしてくださって、そんな人の想いや力が一つに上り詰めることで生まれるもの、時間、空間、
それは一人が頭でこねくり回しているだけでは到底たどり着けないような奇跡のような瞬間。


自分にとって、そしてそれを共有したお客さんにとって、関係してくださった方にとって、とても大切な何かを刻むことのできた瞬間があったことが確かに分かるから、あぁ、よかったなぁと思うのです。


今年もね、草花があって、おいしいお料理や温かいお茶があって、柔らかな日差しがあって、アロマの手があって、そして幸せな人たちの優しい気持ちをもちよった時間がある。

そんな中で自然発生的にいろんなウキウキとすることや、心に響くことが生まれていったらいいな。

そう思っています。

もう既に楽しい計画もいろいろ進んでいますのでどうぞ楽しみにしていてくださいね。
詳細はまたオイオイ。


2012年はしっかり準備をして1月13日(金)からオープンとなります。

なにとぞよろしくお願いいたします。


  棘主