明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

今年もご注文いただいた方におせちをお届けすることができました。

    15780926_1281217561925182_1086848106006714971_n.jpg


今年は、以前からの念願の風呂敷をおつけすることができました。
昨年たくさんやった、枇杷の葉染めで、淡い紅白。

     15781170_1281217381925200_5982991932701566450_n.jpg


そして、お重も今年は国産杉のものに変更。

     15823395_1281217585258513_1684202217166492658_n.jpg


おせちの内容は、畑でとれたサツマイモや菊芋を使ったり、
白バルサミコ酢のおなますやら、
スーパームーンに収穫された宮古島の月桃の葉でカーサムーチーのようなものを作ったり。
いただいたスペシャルなそれを、フレッシュなうちに使うことができて良かった!
中の羽二重は、砂糖の代わりに米飴で練ってみました。

他にも、限りなく無農薬に近いリンゴづくりに取り組んでいる、青森の神さんの黒豆を届けていただいたり、
以前影絵ライヴをしてくださった影絵師SAKURAさんのご縁で、築地吹田商店の切り絵昆布やとても肉厚の昆布を使わせていただいたり。

昨年もっとこうしたいなと思っていたことが実現できたし、
新しい出会いのものを取り入れることもできたし、
もちろんまた新たなもっとこうしたい!もうまれてきたし、
とても大満足のおせちになりました。

あぁ、とてもここには書ききれないので、興味ある方にはまた改めて。
普段できない、じっくりお料理を捻ったり研究したりするのはとても楽しい時間で、
それもこれも「欲しい」といってくださる方あってのこと。
感謝でいっぱいです。

今年もまた、元気に楽しく、
やっていこうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。


スポンサーサイト
1月も終わりとなっておりまして、いまさらですがblogでは2016年のご挨拶をしていませんでしたので、
改めまして。

本年もどうぞよろしくお願いします。

今年棘は6年目にはいります。
ここで日々を重ねてきて、今思うことは、
ここが好きだし、私たちにとっても、そして来てくださる方にとっても大切な場所であるということです。

ここは、やわらかなところです。
お庭には木々の間から優しく木漏れ日が地面に落ち、
落ち葉や季節が巡りしおれた草木がそっと土に倒れ掛かり、
それが地中にじわじわと沁み込んでいく気配が一番大きな声であるような。

マスメディアの大きな声や、氾濫する文字情報からも離れ、
静かな自然の移り変わる営みのなかにある場所です。

忙しく働いている頭はふっと立ち止まるでしょう。
必死で呼吸を繰り返していた胸は大きく自ら開くでしょう。

私たちは生きていることだけで喜びにあふれている。
そんな気になってきます。

今年の棘は原点に返る気持ちで、
そうした体と心の深呼吸を大きく取り戻すことができるような、そんな場所をコツコツと作っていきたいと思っています。

具体的には、
お食事できる時間をのばせるように、とか
身体に優しく安心して楽しめるスイーツ、わーい!と喜べるようなスイーツの充実、
お店のプチ改装など、いろいろ取り組んでいこうと思っています。

ご要望がありましたらぜひ教えてくださいね。

ではでは、
今後ともどうぞよろしくお願いします。

寒い雪の次の日、
ポカポカ陽気がうれしい1/26に。

     12592295_1008082142572060_861729180460943743_n.jpg




薬草labo.棘  原田 美輪






先週末は金土と、連休をいただきました。
どうもありがとうございました。

お店をお休みして皆様にはご迷惑をおかけしましたが、所属しているアロマの協会、NARDで年に一度の農場実習があり、
その時に蓼科ハーバルノートの萩尾エリ子さんのセミナーをお願いする運びになりましたので、
そこだけでも参加してきました。
お店でエリ子さんにお会いすることはできても、ちゃんとした講演を聞く機会はなかなかないので、よい機会をいただきました。


次第に暑さが増す名古屋を離れ、長野の空気に触れると、身体がほっとして、
澄んだ空気に肺だけでなく体中の細胞が開いて大きく息をしたようでした。

     11329794_826578877395318_590837012919974398_n.jpg
*子どもを置いてはいけないので、特別に夫と子どももセミナー以外は一緒でした。自然の空気でのびのびと、よい旅になりました。

     11412314_826578910728648_4059630119379791903_n.jpg





エリ子さんのセミナー、
「緑の気配 香りの言の葉」

     11391694_826578790728660_2521721549793273073_n.jpg


草花の香りは目には見えない
それは気配。
葉っぱを鼻先でクシャクシャとすると、そこに立ち込める気配に人はにっこりとほほ笑んで
そして生きる力をもらう。

それは説明、とか、証明、とかとはほど遠いもので、
でも確かなもの。
喜び。

     11406649_826578857395320_2908131719465822094_n.jpg


     10405420_826578764061996_6038454889510039299_n.jpg


     11257762_826578834061989_1470161018689168524_n.jpg


エリ子さんは、ハーブの香りや姿がもたらしてくれる「喜び」を、
病んだ人、老いた人、心が折れそうになっている人に届けることをしている。
病室に、店を訪れた人に、家族に、

エリ子さんの行く先々には、微笑みが生まれ、喜びがあり、
それが生きる力をググッと強めてくれている。

そのことをずっとずっと続けて生きてきているエリ子さんの言葉やたたずまいに接すると、
心の奥底から包み込まれるような、
圧倒的な優しい力を感じます。


     11329891_826578804061992_3768502159172161921_n.jpg


本当に素晴らしいセミナーでした。


エリ子さんのお話の中でこんな話がありました。

精神を患っている方は、どこか遠くに意識が行ってしまっているような、ボーとホールにたたずんでいらしたりするのだけれど、
ハンドトリートメントをしてあげて、お茶とお菓子をお出ししたら、
そのあと「ごちそうさま」とお皿を片付けてくれた。
トリートメントでその人の輪郭をなぞってあげることで、
自分の形、境界を思いだし、
自分というものを理解できるようになるのでは。
だからお皿を片付ける、という、自分のやるべき仕事、してあげたいことに動くことができるのでは、と。

私は最近、
トリートメントをしていて思っていたのは、
全身のトリートメントでは特に、眠ってしまっているような、起きているような、
なんだかボワーと溶けてしまうような心地よさになるものです。
それは、自分と他をはっきりと隔てている皮膚に、
オイルという植物のエキスと施術者の手というものが合わさることによって、
その境界がなくなって、世界と完全に一つになってしまうような体験なんじゃないかと。

植物も動物も、
一つ一つの個体で独立して生きているのではきっとなくて、
群れを成す同種の仲間であったり、
そうでなくてもありとあらゆる生き物たちと全体で生きているんじゃないかという確信を最近持っています。

人間だけが自我を発達させすぎて、一人で困難を解決しながら生きていかなくちゃいけないと思ってしまっているけれど、
端から生き物としてそれは無理なんじゃないかって。

アロマを知ってから、生きていくのがとても楽になったのは、
植物の輪の中に自分を落とす(上げる?)ようになったから。
そして人の手で身体に触れてもらう機会ができたから。

「他とつながる」って、
仲間をたくさん作るとか、人間関係をうまくやる、という意味じゃなく、
感覚的にほかの生き物に溶け込ませるような感じ。
うまく言えませんが、そうすると、木の葉の一枚にでもなったように、ゆらりゆらりと季節に揺られて気持ちよく生きていくことができるような気がします。

話しは長くなりましたが、
つまりトリートメントで触れてもらうことで、「自分の境界をなくす」ことができるのが大事なのではと。

でもエリ子さんは逆のことをおっしゃっていました。
「自分の境界を知ること」がよいのだと。

これは少し学び始めているトレガーアプローチというボディワークにも「シェーピング」という輪郭を知らしめる技法があり、きっとこれも同じことを言っているのだと思うのですが、
それがいいのだと。


でも、この二つは相反することだけれど、きっとどちらもそうなんだと思いました。

物事には正反対のものが同時に存在して、同じくらい作用を及ぼす。
毒草が毒にも薬にもなるのももしかしたらそうかもしれないし、
イランイランの「高揚」と「鎮静」を理解するのもそうかもしれない。

人間がこうだと決めつけるには、物事は複雑にたくさんのものを抱えているので、
柔らかい頭でとらえていくことが大事だなぁ。
仮定と実証という、科学からだけでは「アロマセラピー」という自然療法の理解にはきっと及ばなくて、
いろんな面からフニャフニャと理解していくことが大切なんじゃないかと思うのです。

私自身もそんな感じで、アロマをどんどんと深めていきたいし、
棘の講座もいろんな側面からアロマやハーブというものに迫っていく、そんな講座にしていきたいな、と
また改めてワクワク楽しくなってきました。

みなさまどうぞ、
今後ともお付き合いくださいませ。

来週からはアロマトリートメント講座が始まります。
日曜は残席わずかですが、水曜はまだまだ空きはございます。

じっくりと香りと身体と対話するトリートメントを知ることは、
人生を共にする「身体」というものを味方につける、何にも代えがたいものだと思っています。
ぜひぜひご参加くださいね。

詳しくはこちらの記事を
http://yakusoulabotoge.blog90.fc2.com/blog-entry-322.html













 改めまして
新年あけましておめでとうございます。

お正月をとっくに過ぎた16日ではもうふさわしくないのかもしれませんが、何しろきちんとご挨拶をしていなかったものですから。

今年、棘は5年目に入ります。
この先どんなことをしていきたいか、年の初めに静かに想いを巡らせていました。

今年はいつになく、勉強欲が高まっています。
今の私は、空(くう)に向かって手を伸ばしているような、そんなイメージ。

社会人になってから17年。
いくつも転機があり、その時その時の状況で感じた違和感を、じゃあどうしたらいいのか、
手を伸ばし、そして少しづつそこに近づいて行って、
そしてまた、感じ、考える。

私の場合、20代の後半、大地に足をつけて、自然のリズムの中で生きていくこと、
そして社会がそこから離れないように何かしらの貢献ができれば。
東京港区、野生もなにもない、いってみれば日本で一番の都心に暮らしながら、昼夜逆の毎日で、もっともっとを求める仲間との中で、
だからこそ、狂おしいくらい自然を求める思いが強くなって。

そして長野の山のすそ野での暮らしを経て、
いま、地元名古屋での棘に至ります。

長野で体にしみこませたその感覚を、名古屋の土地にひっそりと放つこと。
ここが名古屋の街の中での小さな湧き水の一つになれれば、
そう思って始めたのですが、
何しろすべてが初めて尽くし。
やらなきゃいけないことは山ほどあり、
エネルギーの配分もわからず、
右往左往、なんとかなんとか、で3年、という気がします。

そして4年目の2014。
棘という場所で放ちたかったけれど日々に忙殺されてできなかったあれやこれやを、
あうんのパートナーの存在によって、ようやく少しづつできつつあります。

2014年はアロマとハーブの講座をたくさんさせていただくことができました。
講座数は25回くらい。
ひとつの講座を曜日を分けて3回くらい行ったので、70回ほどにもなり、
振り替えも合わせたら80をこえるかも。

皆勤で来てくださった方が何人もいて、
本当に楽しかったといってくださる方、上の資格に挑戦することを決めた方、
本当に本当に感謝しかないです。

講座の内容を考えて、資料を作って準備して…の時には、時間とお金を割いてお申込みいただいているプレッシャーで具合が悪くなりそうなほどなんですが(事実、気持ちが不安定で旦那さんにはかなり迷惑をかけています、笑)。
当日講座が始まるともう、楽しくてうれしくて、
終わった後にはもう何とも言えない満たされた気持ちになります。

そして、人に教えることで、自分の知識や深さの輪郭がはっきりするので、
あぁ、もっともっとここを深めたい!
ここの分野も興味があったんだった!
などなど、いろいろ見えてきて、

それが最初に書きました勉強意欲につながるわけです。


いま、宮脇昭さんの1970年の名著といわれる「人間と植物」を読んでいます。
冒頭部分からもう胸が熱くなって仕方ありません。

いかにエコノミストたちがその繁栄を夢見たとしても、悲しくも人間は生物としての連鎖から外れては生きられない。

「人間は自然のリズムから離れては生きられない」
偶然にも、25回近くの講座を作ってみて、11月の講座で日本の森について、そして12月に女性の身体について、をテーマにした中で、最後の2回で行きついたのはこの言葉でした。

そして、年の初めに読んだ本に書かれていたこのメッセージ。
これはもう、45年も前から投げかけられているのです。

昨年あたりから、社会の空気がまた少しづつ変わりつつあるのを感じます。
自然のリズムから離れきった人たち、頭でものを考える人たち、
中枢で動かす人たちにその離れ具合が強く、そして多くなればなるほどに、社会の空気はこれからもまたどんどんと変わっていくんじゃないか、と、
正直かなりアンテナが震えて仕方ありません。

真に自然の中で自然のリズムで暮らすことを課して、田舎に移住しているお友達も多くあります。
その人たちを尊敬して、大切な学びを分けてもらい、
そしてじゃあ私のするべきことは。

地方都市という、圧倒的多数の人たちが暮らす、いわゆる「フツー」の場所の中で、どうやってこれからを作っていくのか。
食べ物、エネルギー、住まい、お金、
動物として、何があっても強く生き抜いていける暮らし方を、少しでも進めていけたら。
アンテナを広げて、様々な取り組みを楽しく見聞きして、
そして自分の小さな毎日の中で、違和感や反省や、そういったものと日々小さく向き合って、考えて、実践していく。

鍵は植物にしかない。
そう思います。
水や光、そして無機物から命を作り上げ、
そして動物よりもうんとうんと前から生き延びてきた植物たちと、
今年はもっとお話ししていきたいな、そしてその英知やリズムを身にまとい、生きるヒントを得られたら。そう思っています。

今年の講座のスケジュールの発表が遅れていますが、
次回の記事でお知らせしていきますね。

意気込みはすごいですが、私もまだ意気込みばかり。
想いを同じくするみなさんと、楽しみながら学びや気付きや共有をしていけることを楽しみにしています。

また、心と体が喜んで、そして力がちゃんと蘇るお料理作り、
それから今年もよい出会いのなかで、素晴らしいアーティストのみなさんとこの場所でともに開催するイベント。
いろんな分野で一歩づつ前進していきたいと思っています。

楽しい一年になりそうです。
どうぞよろしくお願いします。


長くなりました。


新年のごあいさつでした。

     


  薬草labo.棘  店主      原田美輪拝


     IMG_9790.jpg
     元旦はバラの着物にバラの帯。今年はオシャレも楽しみたいです。

     IMG_9792.jpg
     お正月二日は音ゆら整体のパートナー、NAO君たちと熊野へ。鬼が城から見た海と空が本当に輝いていました。


新年のご挨拶がすっかり遅くなりました。

ちゃんとしたご挨拶は次回にさせていただくとして、
今年のおせちについて最初にご紹介しておこうと思います。

     10897812_756145134438693_1474174696941731435_n.jpg


2014年、たくさんの方に来ていただきました。
その締めくくりともいえるおせち、
今年は前回よりも限定数を増やしたのですが、締め切り日より前に完売となりました。
ありがとうございました。

ご予約いただいた方は、昨年に引き続きお申込みして下さった方、
2014年講座などでたくさん通ってくださって、心の距離がぐっと近づいた方、
遠方に引っ越しされてお久しぶりの方、
初めてお申し込みくださって、でも共通の知り合いがいることがわかってそんな話で盛り上がったり、

大晦日の日に、一人一人お顔を合わせてお渡しできたことがとてもうれしかったです。

また、配送も5個。
私の知らない土地に運ばれていくことを想像して、これまた感謝でいっぱいでした。

     


今年のおせちのポイントは、「安納芋の焼き芋栗きんとん」「菊芋の松風焼き風」「茶豆のフムス揚げボール」の3つ。かな。

安納芋は一手間焼き芋にしたらお砂糖なんて入れなくてもとってもとっても甘くなって感動!
本当はひつじ年だから栗を入れた芋羊羹にしたかったけど、寒天もいれたのに固まらずで急遽きんとんということに。

     10173758_756145131105360_4634390571661098956_n.jpg


松風焼きは、菊芋で何かできないかなと思い、鶏のナゲット風の食感をイメージして、ガレット状にけしのみを乗せて焼いてみました。

それから、珍しい乾燥の茶豆が手に入り、これを戻して炊いたら濃厚な味わいだったので、シンプルにフムスにしたものを揚げて、戻し汁の葛ソースで絡めました。

3日間お店に泊まり込んで、取り組みました。
あぁ疲れたと思っても、またキッチンに立って包丁握るとワクワク元気になってくるのは、きっとお野菜の力をもらえているのと、美味しものができてくる期待の食いしん坊パワーとによるのかな。不思議。

菜食のおせちは、定番の品目という枠の中で、自由にそこに向けてアイデアをひねれるところが面白い。

こうして機会をいただけたことに本当に感謝です。

来年は、重箱を包む風呂敷も草木染で素敵なのをお付けできたらな、
とか、こんなのを次は作ってみたいな、とか、
1年後をまた楽しみにしていますので、ぜひまた皆様にお渡しできたらと思っています。